当社のお米が「温室効果ガス削減と生物多様性保全の見える化ラベル」の3つ星を取得しました!

当社の農業推進部では、持続可能な地域社会づくりを目指して、環境に優しい米作りを行っています。このたび、農林水産省みどりの食料システム戦略グループによる測定結果が公表され、当社のお米が「温室効果ガス削減と生物多様性保全の見える化ラベル」の3つ星の評価を取得したことをお知らせいたします。

「見える化」ラベルとは?

農林水産省は、環境に優しい農業の取り組みを消費者に明示するために、「見える化」ラベルの本格運用を開始しました。このラベルは、コメや野菜など23品目の農産物に貼られ、生産段階での温室効果ガス削減や生物多様性保全への貢献を示します。ラベルには1~3の等級が星の数で表示され、削減効果が高いほど星が多くなります。商品パッケージやポスターにこのラベルを掲示することで、消費者が環境に配慮した商品を選びやすくなるというものです。

温室効果ガスの削減について

当社の米作りは、近隣の慣行農業と比較して温室効果ガスの排出を30%以上削減しています。この成果は、3つ星の評価基準(20%以上の削減で取得可能)を大幅に上回るものです。

生物多様性の保全について

生物多様性保全の面では、以下の点が評価されました。

  • 化学肥料を使用しない栽培方法
  • 化学農薬の使用を慣行の50%に減らす
  • 水生生物が成体になるまでの栽培管理、特に田の水管理
  • 畦畔の草管理を除草剤を使用せず、草刈り機で行い生態系を維持

これらの取り組みは、非常に手間も労力もかかるものですが、地道に行ってきたことが評価され、大変嬉しく思います。

今後の展望

当社が実践している、南三陸の液肥(春の液肥は養分として、秋の液肥は藁分解のため)+農業+脱炭素+生物多様性保全 の取り組みが環境的にも経済的にも優しいものだと分かってきました。これからは、地域の持続可能な農業をさらに推進し、脱炭素や生物多様性保全の取り組みから得られる価値を現金化するための新たな仕組みづくりに注力してまいります。今後も、様々な挑戦を通じて、持続可能な地域社会の実現を目指していきます。