[2]循環を担い、農家さんを助けるという誇り。運送会社が農業事業へ進出
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[1]東日本大震災での気づき。バイオマス関連輸送で持続可能なまちづくりに踏み出す
農家さんから大好評の「散布マン」
町内のバイオマス施設への原料の搬入と、施設から出る液体肥料の運搬を担うことになった山藤運輸。これらバイオマス関連輸送で目指したのは、単に運搬するだけでなく、町の循環を支える象徴として明るいイメージを発信することでした。 原料の運搬車や液肥の散布車は可愛くラッピングし、町中を走るだけで目を引く存在になりました。農地に液肥を散布するドライバーたちは「散布マン」と呼ばれ、誇りを持って働いています。
この事業の特徴は、バイオガス施設から出る液肥を農地に運搬するだけでなく、直接散布するところまで担っている点です。一箇所一箇所、形状や土質の異なる農地に液肥を散布するノウハウは、農家さんからのアドバイスを受けながら、練習と実践を繰り返して身につけたものです。
農業者の高齢化が進む中、このサービスは農家さんに大変喜ばれ、山藤運輸による液肥散布は急速に地域に定着していきました。
農業は地域の生命線
地域の農家さんと関わる中で見えてきたのは、厳しい農業の現実でした。高齢化による担い手不足、そしてそれに伴う耕作放棄地の増加…。震災時に沿岸部を支えてくれた農家さんたちが、今では危機に瀕していることを知ったのです。「この地域で安心して暮らし続けるためには、農業の支援が不可欠だ。」その想いから、山藤運輸は液肥散布後の田畑をトラクターで耕起したり、畦塗りを行うといった農業補助サービスを開始しました。農家さんからは大好評。さらに、耕作放棄地を少しでも減らすために、自社で米作りも始めました。資源循環に取り組む農家さんたちと共に、「めぐりん米」という名称で商標登録し、ブランド化を進めています。









