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「なぜ運送会社で農業?」——南三陸で見つけた挑戦の舞台
太田和慶さん
環境事業部
2022年入社
環境事業部の係長・太田和慶さんは入社4年目。米と果樹を、現在は2名体制で生産から販売まで担う。圃場管理から販路開拓まで全工程を見渡す役割だ。
太田さんは農業での独立を志し、夫婦で移住先を探していたところ、南三陸と出会った。
町として、生ごみを回収してメタンガス発酵させて液肥に変え、畑へ還元する“資源の循環”の仕組みに心をつかまれた。「海外依存の肥料が多い中、地域でまわせている。未来のような取り組みだと思いました」。さらに、山藤運輸で農業の新規事業を始めようとしていることを知る。「最初は『なぜ運送会社で農業?』と思いました」と笑う太田さん。だが、深く話を聞くごとに、地域の課題に積極的に関わり、環境領域に挑む姿勢、社長の考えに深く共感していった。「多分、時代の先取りを行きすぎてる会社だと思うんですよね。農業も、脱炭素も、みんな課題だとわかっててもなかなか行動に移せない。そこをやろうとしているのが、かっこいいな、って思ったんです」ここなら、人を育てながら、環境的にも経済的にも持続可能性を形にできる——そう確信して山藤運輸に入社した。


「もっとやらなきゃ」という思いが湧いてくる環境
——仲間と地域に背中を押されて
山藤運輸としては、新たな領域の新事業。太田さんが入社してからの3年間は、事業の基礎を固め、社内と地域の応援の輪を広げる期間だった。「入社当初は、社内でも液肥散布をしていることは知っていても、その取り組みの中身までは浸透していない状況だったと思います。それが、取り組みをメディアに取り上げてもらったりするうちに、『いい取り組みだよね』ってみんなが応援してくれるような雰囲気になってきました」。事務方からは「桃、売れてる? 大丈夫?」と気遣いの声がかかり、現場では「今こんな状況です、どう動きますか?」と即時共有が飛ぶ。事務所のスタッフが考えて、事務所でお米の販売も始めた。生産から販売まで走り回る中で、社内の支えが大きな力になってきた。「みんながここまでやってくれてるんだから、自分ももっとやらなきゃ、って思いが、ふつふつと湧いてくるんです。そういう気持ちになれるのって、この会社だからこそだなと思います」。
その輪は社外にも広がった。1年かけて育てた桃の大半が規格外で出荷できず、途方にくれていた時、地元の菓子店から「全部引き取るから持ってきて」と連絡が入った。「思わず泣きました」。努力を見ている人は必ずいる——そんな実感が、次の挑戦への背中を押している。


黒字化の芽から“拡大型”へ
——次の一歩を担う仲間を募集
事業は黒字化の手応えが出始め、今は“拡大型”への移行期にある。直販・スイーツ店との取引に加え、今年はスーパーとの取り組みもスタートし、バイヤーからは「もっと持ってきて」という声も届くようになった。とはいえ安定供給を続け、さらに事業を広げていくためには、農場部門を生産から販売まで責任を持って任せられる体制づくりが欠かせない。そこで、次の一歩を担う仲間を募集中だという。
「経験の有無より、柔軟で前向きな人と一緒に挑戦したい。お客様に感動を届けながら、地域の課題解決につながる農業を育てていきたいんです」。地域に根を張り、次のステージを共に切り拓く仲間を待っている。

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